自分の口でおいしく食べ続ける——。
それは、全身の健康維持にとても大切です。
平均寿命が延びて100年時代を迎えたといわれるわが国の最大の課題は、健康寿命が最後まで守れず要介護者が増加していることです。

「食べること」は「生きる力」を力強く支えます。
そしてそれを広く訴えることが、わが国の最大の課題を乗り越える大切な行動だと私たちは信じています。

そろそろ熟年期・老年期を迎える方、体調のすぐれない方、そうしたご家族をお持ちの方……。
人生100年時代と言われるなか、将来にわたる健康維持に不安をもっている人は多数います。

口の健康(しっかり噛んで、味わう・飲み込むなどの機能や衛生状態など)が、
全身の健康と深いかかわりがあることは今や常識となりつつあります。
正しい知識に基づいた注意や努力を続けることで、介護予防・重症化予防にも大きな効果が期待されています。

たとえ寝たきりの状態になっても「食べること」は、最後まで保つべき生きがいであり、生きる喜びです。
しかし、若い時代には当たり前だった「食べる」ということが、
加齢や病気などをきっかけに次第に簡単なこととはいえなくなってきます。

「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
「フレイル」とは、基本的には、年齢を重ねることによって心身の機能が衰えていくことです。
したがって「オーラルフレイル」とは、嚙んで味わうことや飲み込むための機能や力が弱っていく状態を指します。

また、高齢者においては「低栄養状態」となってしまうことは健康上の大きなリスクであり、
口の機能の低下をそのまま放置してしまうと、「誤嚥性肺炎」の発症にもつながりかねません。
昨今、誤嚥性肺炎は、高齢者の死亡原因の上位を占めているとされます。

もちろん、歯や義歯(入れ歯)のコンディションが悪いままでは、食べることへの大きな障害となってしまいます。
超高齢社会の日本では、いまや高齢者なら誰にでも起こり得るリスクといえるのです。

一方で、世代を超えて障害や病気やケガが原因で、食べることが難しい方も決して少なくはなく、
そうした方への理解やいっそうのサポートも必要です。
そのために、私たち「口の健康と食べる力を支える会」は、医師・歯科医師・有識者や介護予防に取り組む市民など
各分野から実績のある講師を招くなどして、皆様に必要な情報をお届けしていきます。

ひいては、わが国の高齢者ならびに市民の方々が、口の健康と食べる力を得ることで、
「人生100年時代」の活力と幸福につながれば、当会の望外の喜びです。


一般社団法人
口の健康と食べる力を支える会




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