蓮池芳浩
公益社団法人日本歯科医師会副会長

いつまでも美味しく食べて健康長寿

日本歯科医師会では厚生労働省とともに「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という「8020運動」を平成元年より展開しています。その達成割合は5割を超えるに至っており、運動開始当初の数%程度から30年で顕著な伸びを見せています。

しかし、口の機能に目を移しますと、70歳以上の4割弱の方は一部を含めて噛んで食べることができない状態にあります。さらに、「左右両方の奥歯でしっかり噛みしめられない」方が20代でも2割弱おり、年代が上がるにつれてこの割合は高くなっています。

いつまでも美味しく食べて、健康増進と健康寿命の延伸に寄与するために、我々歯科は関係多職種との密接な連携の下、「食べる・話す・笑う」といった日常生活に欠かせない基本的な機能を、歯科医療を通して支援して参ります。









Kuchino Kenkoto Taberu Chikarawo Sasaerukai