加藤英二
創作料理 Maison HANZOYA 店主

美味(おいしく)て、楽味(たのしい)食事は人を笑顔にできる!

——フランス料理のレストランで、嚥下フレンチ(スラージュ)を提供——

僕が料理人になって20年目の時、くも膜下出血を患ったのですが、緊急手術をして無事に命を救って頂きその後約1ヶ月間入院しました。その際、改めて食事について考えることが出来ました。
術後初めて食べた重湯(おもゆ)・全粥(ぜんがゆ)にありがたくて涙が出ました。
ところが、段々と体調が回復して行くにつれて、食事に対して、満足不足になってきました。ご飯の香り、焼き魚のクオリティなど、挙げればキリがありません。
医者、看護師、家族と沢山の方々の看護のおかげで、無事に退院して、久しぶりに自分で料理を作り、美味しい食事に笑顔になっている自分に気付きました。
美味しい食事が人を笑顔にすることを自らが体感した経験を機に、改めてレストランにご来店くださるお客様のことについて、より考える様になりました。
ある歯科医の方から、摂食嚥下障害と言って、美味しい食事を食べたいけど、食べられなくて困っている方が沢山いらっしゃるという話を聞きました初めて嚥下調整食を食べさせて頂いた際に、このテクスチャーなら僕にも作れると思い、嚥下フレンチ(スラージュ)を提供することになりました。
美味(おいしく)て、楽味(たのしい)食事は人を笑顔にできる。その気持ちを大切に、僕は、いつまでもフランス料理を作らせて頂きたいと考えています。
料理人は様々な(野菜、魚介、肉類)など、そのままでは食べる事が難しい食材を加工(調理)して、食べることが出来るようにします。同時に食べられるだけでなく、美味しく味わえるように味付けを施します。
また、様々なお客様が来店されます。デート、ご接待、歓送迎会、ご記念日、喜寿や米寿、ご出産のお祝いなど、ご利用なされるシーンは多様です。
それに加えて、アレルギー症状が出る方、どうしても召し上がれない食材があったり、ご妊娠中の方がいたり、カロリーなど成分の制限がある方がいたり、飲み込みが難しい方がいたりと様々です。
様々なシーンに様々な方々が美味しい食事を囲み、楽しい時間を過ごす事を目的にご来店されているのです。
ですからレストランでは、これらの事を理解した上で料理できる人のことを、「料理人」と呼びます。



創作料理 Maison HANZOYA
(神奈川県横浜市)

Maison HANZOYA|お庭とテラス席のある創作料理|新横浜

加藤英二が手掛ける創作料理メゾンHANZOYA。お庭のテラス席でお食事も楽しめます。









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