水口俊介
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学系専攻老化制御学講座高齢者歯科学教授
日本老年歯科医学会理事長

高齢者の口の健康の大切さ

日本は超高齢社会です。そのイメージは、ご高齢の方々の多くが自立し、社会参画し、アイデンティティを保っている社会です。

そのためには十分な栄養摂取、会話によるコミュニケーション、そしてそれらを目的とした活動性です。

そのためにお口は重要です。肉や野菜をしっかり食べてタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しないようにしなければなりませんし、そのためには咀嚼・嚥下・発音といった口腔の機能や審美性を保つことは重要です。

オーラルフレイルという概念が広まりつつありますが、口の衰えをそのままにしておくと、全身のフレイル(虚弱)、要介護や死亡につながりやすいという研究結果も発表されています。

口の健康は全身の健康の玄関口です。「口腔健康サポーター」は重要な役目を担っています。







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